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【海外ドラマで英語学習】「ブレイキング・バッド」から学ぶ英語フレーズS1E3

海外ドラマ「ブレイキング・バッド」から学ぶ英語フレーズ

引用元:SONY PICTURES

こんばんは!
Hello, everyone!

今回は、エミー賞で数々の賞を受賞した人気の海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード3から使える英語をご紹介します。

今回もちょっと長くなりますが、お付き合いいただければ嬉しいです!

ドラマの紹介とあらすじはこちらの記事をどうぞ!

それではLet's get started!

「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード3から学ぶ英語フレーズ

それでは、「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード3に出てくる英語フレーズを見ていきましょう。

(タイムレコードはネットフリックスを参考にしています。)

make it easy / drop dead /have it in~

地下室で捕らわれたクレイジーエイトがウォルターに話しかけています。

39'54"

クレイジー・エイト:You hope I'll make it easy and just drop dead, don't you? そのうち死ぬと期待してるな?
But I won't. ムダだよ
So either kill me, or let me go. 殺すか 解放かだ
You don't have it in you, Walter. 迷ってるのか ウォルター

make it easyは、「それを簡単にする」つまり「(主語のおかげで)手間が省ける」ということです。
You hope I'll make it easyを直訳すると「あなたは私のおかげで手間が省ける」ということです。

drop deadは、スラングで「ばったりと倒れて死ぬ」「ポックリ死ぬ」という意味です。

have it in~とは「~に特別な素質や才能がある」という意味です。
ウォルターには人を殺す素質はないということですね。

20’27”でもhave it in~が出てきます。

You know, you keep telling me that I don't have it in me. 決めつけるな

not even close

先程の会話の続きです。
ウォルターは自分の名前をクレイジーエイトが知っていてびっくりします。
何故知っているのかと問います。

39'25"

ウォルター:So, what, did you threaten him, huh? Did you beat it out of him? それで 脅して吐かせたのか?
クレイジーエイト:Not even close. まさか

not even closeとは、「近づいてさえいない」つまり「全然違う」「全くの的外れだ」という意味です。

相手の発言や質問に対して全く違うという場合に使われます。

come across / news flash / have a big mouth

先程の会話の続きです。
クレイジーエイトは他にもいろいろとウォルターの事を知っていて、クレイジーエイトはジェシーのことをこう言います。

38'55"

クレイジーエイト:It shouldn't come across as some news flash. あまり言いたくはないが
That partner of yours... あんたの相棒は
...he's got a big mouth. 口が軽すぎる

come acrossは、ここでは自動詞として「伝わる」「理解される」という意味です。

news flashとはテレビやラジオで流れる「ニュース速報」のことですが、ここでは皮肉を込めて「今更言うまでもない、または驚くべきことでもないちょっとしたお知らせ」意味になります。

a report on an important piece of news that is given in the middle of another television or radio show —often used ironically when one is saying something that is not new or surprising 目新しくもなく驚くべきことでもないことを言う時に皮肉的にに使われることが多い
(例文)News flash! Your brother's late again! 速報!あなたのお兄さんまた遅刻よ!

引用元:Merrium-Webster

have a big mouthとは「口が軽い」「おしゃべりである」人のことを言います。

swing by

マリーはウォルタージュニアがマリワナを吸っていると勘違いして、DEAであるハンクに話をしてもらうように言います。
ハンクは「それは父の役目じゃないか」と言いますが、しぶしぶ了承します。

33'32"

ハンク:Yeah, all right. Well, listen, I mean, I'll swing by their place after work. じゃあ 後で悪の巣くつに連れて行く

swing by~「~に立ち寄る」「~に寄り道をする」という意味です。

長居するわけではなく、ちょっと立ち寄るといったニュアンスで、swing pastとも言います。

to visit a place quickly, especially on your way to another place 特に別の場所に行く途中で、他の場所に素早く訪問する

引用元:Cambridge Dictionary

gateway drug / dollars to doughnut / I shit you not

ジュニアがマリワナをやっていると勘違いしているハンクは、ドラッグについて講義し始めます。

31’11”

A gateway drug. ではドラッグの入学式は?
That's what we call it. 
Dollars to doughnuts, and I shit you not... これは冗談じゃないぞ
...that gateway drug was marijuana, every time. マリワナで入学する 必ずな 分かるか?

gateway drug(ゲートウェイ・ドラッグ)とは、覚醒剤やヘロインなどより強いドラッグにのめり込む入り口(gateway)となる薬物(アルコールやマリフアナなど)のことを言います。

dollars to doughnutsとは、「ほぼ確実に起こること」「真実であることにほぼ間違いないこと」という意味です。

dollars to doughnutsは、1880年代に使われた"bet dollars to button"や"bet dollars to dumplings"が転じたものと思われます。

ドルをほとんど価値のないもの、またゼロの形をしたものに対して賭けるくらい「確実に自信がある」ということです。

I shit you notとはスラングで「本当の話なんだけど」「信じられない話だけど」という意味です。

hoof it

先程の場面の続きです。
ハンクはジュニアに講義するために、売春婦のウェンディに話しかけていますが、あまり当てにならないのでこう言います。

29’07”

ハンク:All right, hoof it, get lost. Get out of here. 話にならん もう消えていいぞ

hoof it「どこかへ歩いて行く」「素早く歩いて行く」という意味です。

earful

ウォルターはまだ洗車場にいるとスカイラーに電話口で言いますが、嘘がバレてしまいます。

26’37”

スカイラー:I seriously doubt that, since you quit two weeks ago. おかしいわね 2週間前に辞めたはずよ
I called Bogdan, looking for you. 遅いから店に電話したの
Quite an earful he gave me. そしたら辞めたって

earfulは「耳の中がいっぱいになる」つまり、それほど「きつい小言」「長い忠告」のことです。

怒りや不満を感じて、さんざん文句や不満を言う場合に使われます。
台詞は「さんざん文句を言われた」という意味になります。

no offense

ウォルターは、気を使いながらクレイジーエイトに本名を聞きます。

21’14

I mean, no offense, but... よかったら
...don't you have a real name? 本名を教えてくれ

no offense, but~は、「気を悪くしないでほしいが、~」「悪気はないが、~」という意味になります。

~の箇所には相手が気を悪くしそうなことが入ります。

sure as hell / sell

ウォルターは、クレイジーエイトをどうするか迷っています。

20’16”

ウォルター:I sure as hell am looking for any reason not to. I mean, any good reason at all. 殺さない理由も考えてから結論を下したい
Sell me. 教えてくれ
Tell me what it is. 生かす理由は?

sure as hell「確かに」「間違いなく」という意味です。
as hellには「ものすごく」という意味があり、ここではsureを強調しています。

sellは「売る」という意味で使われることが多いのですが、ここでは考えや説明などを「~に納得させる」「~を説得する」という意味で使われています。

come in handy / hurt

クレイジーエイトは自分の身の上話をしています。
大学で経営学の学位もとったというクレイジーエイトにウォルターは聞きます。

18'48"

ウォルター:Does that come in handy in the drug trade? ドラッグ取引に役立ったか?
クレイジーエイト:Doesn't hurt. 損はしてない

come in handyは、「役に立つ」「重宝する」という意味です。
ここでのhurtは「害を与える」という意味です。

 try out for / talked out of / not have a snowball's chance

前述の会話の続きです。
クレイジーエイトはさらに話を続けます。
音楽を勉強したかったが父に反対されたと言います。

18'41"

クレイジーエイト:I was gonna study music originally. 最初は音楽が希望でね
Maybe even try out for Oberlin and Berklee. 音大に行きたかったが
My pops talked me out of it. 親父に反対された
Said there was no money in it unless I wind up some bullshit rock star... スターになれなきゃ飯も食えないってね
...and I hadn't a snowball chance at that one. それであきらめた

try out forとは、「~になるために競う」という意味です。
スポーツチームの入団テストや演劇や映画のオーディションを受けたりするという場合に使われます。

ちなみに、OberlinもBerkleeも音楽大学の名前です。

talk out ofは、「~しないように説得する」という意味です。

not have a snowball's chance (in hell)という形で「無きに等しいチャンスである」「成功する可能性はゼロに近い」という意味になります。

地獄のように燃え盛る炎の中に雪だるま(snowball)が存在する可能性は無きに等しいというニュアンスです。

ただここで不思議なのが、なぜnot haveと否定になるのかということです。
Wiktionaryによると、否定形を使うことでさらに意味が強調されるためによくこの形で使用されるとあります。

地獄の雪だるまは熱によってすぐに溶けてしまうので、対象となるものが地獄の雪だるまよりも成功する可能性がさらに低いということなのです。

under the weather

ウォルターが学校を欠勤したので、校長が生徒に説明している場面です。

5'31"

I understand that Mr. White is feeling... ホワイト先生は どうやら体調が悪くて お休みのようです
...a little under the weather this morning.

under the weatherは、「体調が悪い」という意味のフレーズです。
英語学習を始めた初期の頃に出会ったフレーズではないでしょうか。

船に乗っていたら急に天候が悪くなり船が揺れ出したので、船酔いで気分が悪くなったというのが語源です。

Rain Man counting his toothpicks / retarded

ハンクと同僚のゴメスは、荒野に乗り捨てた車を調べています。

4’00”

ハンク:I'm Rain Man counting his toothpicks. 俺はしつこい性格でね
ゴメス:Yeah, you're like Rain Man. Retarded. だから仕事が進まない

このシーンの台詞は映画「レインマン」の場面を引用しています。

ウェイトレスがつまようじの箱を床に落としたのですが、レインマンことレイモンドがとっさに数を数えてみせたのです。
250本だというウェイトレスに対しレイモンドは246本だと言い張るのですが、実はレイモンドが正しかったのです。

retardedは、「知恵遅れの」という意味です。
侮蔑的な意味合いが強いので使う場面には注意しましょう。

croak

3’30”

ゴメス:Yep. Somebody croaked our snitch. タレ込み屋は殺されたな

croakは、スラングで「~を殺す」という意味です。
snitchはこのドラマで何度も出てきていますが、動詞で「密告する」名詞で「密告者」という意味があります。

まとめ

いかがでしたか?
長くなりましたが読んで頂きありがとうございました。

またまたスラングがたくさん出てきましたが、頑張って覚えていきましょう。

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参考になれば幸いです☆