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【海外ドラマで英語学習】「ブレイキング・バッド」から学ぶ英語フレーズS1E4

海外ドラマ「ブレイキング・バッド」から学ぶ英語フレーズ

引用元:SONY PICTURES

こんばんは!
Hello, everyone!

今回は、エミー賞で数々の賞を受賞した人気の海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード4から使える英語をご紹介します。

ドラマの紹介とあらすじはこちらの記事をどうぞ!

それではLet's get started!

「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード4から学ぶ英語フレーズ

それでは、「ブレイキング・バッド」シーズン1エピソード4に出てくる英語フレーズを見ていきましょう。

(タイムレコードはネットフリックスを参考にしています。)

on a stakeout / knock a buzzard off a shit wagon

ハンクは今回の捜査をアイスブレーカー作戦(operation ice breaker)と名付けますが、ゴメスはいっそのことブレスミント作戦どうか?と言います。

47'54"

ハンク:I think Operation Breath Mint every time you and me are on a stakeout. お前と一緒の時にぴったりの作戦名だ
同僚:Your breath can knock a buzzard off a shit wagon. お前の息は強烈だからな

be on a stakeoutで、「張り込み中である」という意味です。
stakeoutはアメリカのスラングで「張り込み」のことです。

knock a buzzard off a shit wagonは英語サイトとみると"smell extremely bad.と説明されています。
つまり「強烈に臭い」という意味です。

直訳すると「いまいましいワゴンからハゲタカ(buzzard)を叩き落とす」となりますが、それほど強烈に臭い息ということなのでしょう。

a.k.a. / cheese eater /  The Jeffersons

ハンクは行方不明のクレイジーエイトを捜査チームで説明しています。

47’37”

ハンク:A.k.a. Krazy-8. Way smarter than your average cheese eater. 通称クレイジーエイト かなりの切れ者で 
I turned him out when he was street, but this dude's like The Jeffersons...moving on up. ただの売人から 卸売りにまで出世

a.k.a.はalso known asの略で、「~としても知られている」「通称~」という意味です。

cheese eaterは、スラングで「密告者」の意味です。
cheese eaterは直訳で「チーズを食べる人(者)」となります。

チーズを食べるのはねずみです。
ねずみは英語でratですが、ratはスラングで「密告者」や「裏切り者」という意味があるために、cheese eaterも同様の意味になりました。

The Jeffersonsは1975年から85年に放送されたアメリカのシットコムのタイトルです。
ドライクリーニングチェーンである Jefferson Cleaners の成功により、クイーンズからマンハッタンに移動することができた裕福なアフリカ系アメリカ人のカップルを描いた作品です。

ハンクはこの成功物語を、クレイジーエイトの成功と重ねて話しているのでしょう。

do the world a favor

ハンクは続いて行方不明のエミリオについても説明しています。

47’08”

ハンク:And normally I'd say someone did the world a favor. 仲間割れなら 悪党が減っただけだ

do someone a favorは、「人の役に立つ」という意味です、

直訳すれば「通常なら、誰かが世界の役に立つことをしたというだろう」となります。

Does the pope shit in his hat? 

ウォルター家族とハンク家族は庭で食事をしています。

45’15”

ウォルター:Okay, Hank, you need another beer? ハンク ビールのおかわりは?
ハンク:Does the pope shit in his hat? クソするほど頼む

Does the pope shit in his hat?は、直訳すると「法王は帽子の中にクソをするか?」という意味になる面白い表現です。

これは、答えが明らかに"Yes"である質問に対して「当たり前のことを聞くな」という意味で使われる表現です。

ちなみに、このような答えを求めていない質問のことを「修辞疑問」呼びます。

Does the pope shit in his hat?は、2つの表現が組み合わさって出来ています。
1つは"Does the pope wear a funny hat?" 法王は変な帽子を被ってるだろう?
2つめは"does a bear shit in the woods?" 熊は森の中でクソをするだろう?

どちらの文章も当たり前のことを聞いていて、特に答えを求めているわけではありませんよね。

このような文章には下記のようなバリエーションもあります。

Is the Pope Catholic? 法王はカトリックか?(法王はカトリックだろう?)
Do fish swim? 魚は泳ぐか?(魚は泳ぐだろう?)

どちらも当たり前の質問で、明らかに答えは"YES"ですよね。

give me a tuggie

ジュニアがビールを頼んだことに対し、ハンクはそれは無謀な頼みだと言います。

45’00

ジュニア:Hey, I want a beer. 僕にビールを
ハンク:Yeah, I want Shania Twain to give me a tuggie. 美女にお触りをねだるくらい
ハンク:Guess what. It ain't happening either. 無謀な頼みだな

give me a tuggieと言っていますが、下品なハンクの台詞です。

Shania Twainはアメリカのシンガーの名前です。

tuggieはスラングで「ハンドジョブ」つまり「手でぬくこと」という意味です。
ビールがほしいというジュニアに、ハンクは「俺もシャナイアトウェインに手で抜いてほしいよ」と言っていて、どちらもあり得ない”It ain't happening either”と言っているのです。

all over creation / bug

ハンクはジュニアに女性の口説き方を教えています。

43’52”

ハンク:I chased your aunt Marie here all over creation. マリーも粘り勝ちだった
I kept bugging her for a date, she kept saying no. 何度もデートを断られた

all over creationは、「ものすごく」「一生懸命」「必死で」という意味です。

bugは、ここでは「~を困らせる」「~をイライラさせる」という意味です。

直訳すると「俺は必死に叔母さんのマリーを追いかけた。デートしようとうるさく誘い続けたけど、彼女は断り続けた」となります。

set your cap for

ウォルターがスカイラーと結婚したいきさつを話した後で、ハンクは再度話します。

41'49"

ハンク:Once you set your cap for something... 一度 こうと決めたら
...or somebody, you gotta just, you know.... それを手に入れるまで・・・

set your cap for(at) somethingは、「異性の気を引く」という意味です。
将来配偶者になるかもしれない人を追い求めるという場合に使われます。

bananas

エミリオの遺体をバスタブで溶かしたせいで、ジェシーの家の天井は抜け落ちています。友人に聞かれてジェシーはこう答えます。

37'06"

ジェシー:..no, man, I think the house is just settling. この家もガタがきててさ
You know, it's been caving in left and right. 穴があいちまった
Hit me in the eye. 目をやられたよ
It's bananas. ビックリだね

これまでに何度か出てきているbananasです。
スラングで「気の狂った」「頭のおかしい」といった意味があります。

go for a bowl / take the edge off

ジェシーの友人は薬はないのかと聞いています。

36'22"

But you maybe got some crystal, man? でもクリスタルは?
Because I could seriously go for a bowl right now, you know, take the edge off. あるなら今すぐ やらせてくれよ

go for a bowlは、「マリワナを吸う」という意味になります。
take the edge off
は、痛みや緊張などを「和らげる」という意味です。

bounce

メスがないならもう帰ると友人は言います。

35’14”

Yeah, I think I'll bounce, man.

bounceは「跳ねる」が基本的な意味ですが、スラングで「去る」「出発する」という意味があります。

came through for

マリーがウォルターの治療をしてくれる医師を紹介してくれたおかげで、スカイラーは診察の予約をとることが出来ました。

30’25”

スカイラー:I mean, Marie really came through for us. マリーのおかげよ

come throughは、「切り抜ける」「耐え抜く」という意味があり、困難な状況を生き抜くといったニュアンスです。

forをつけてcome through for~で、困難な状況の中「~の要求に応える」「~を支える」という意味になります。

困難な状況に置かれた相手を助けるというニュアンスになります。

HMO / so be it /  get hung up on 

ウォルターはお金のことを心配しているがスカイラーは何とかなるといいます。

29’47”

スカイラー:Walt, he's not in our HMO, okay? 保険で済む医師とは違う
So be it, we'll figure it out. 治療の道も 開けるわ
Come on, don't get hung up on money here. お金は工面すればいい

HMOは、Health Maintenance Organizationの略で米国の民間医療保険の組織のことです。

日本語にすると「会員制の健康医療団体」と訳されているようです。

so be itとは、「それならそれでよい」「好きにするがよい」という意味です。
諦めて現状を受け入れる場合や相手に愛想をつかして突き放す場合に使われます。

get hung up onとは、「~にこだわる」「~をくよくよと考える」という意味です。
あることについて考えすぎて先に進めないといったニュアンスです。

lived in

ジェシーは実家を訪れています。母親が汚れた服を見て洗濯してあげると言います。

20’21”

You know, I could wash those clothes if you like. その服洗濯してあげる
They look a little lived in. 汚れてるでしょ

lived inとは、「着古した」「住み慣れた」という意味です。

lived-in places or clothes look as though they have been used or worn a lot – use this to show approval a lived-in look/feel 住んでいた場所や衣服が、使用済みまたは着古したように見えること
例文:The most fashionable jeans this winter have a lived-in look. この冬最もファッショナブルなジーンズは生活感のあるものです

引用元:ロングマン現代英英辞典

lay down the law

ジェシーに優しくする母を見て、父親は甘やかすなと言います。

20'03"

We said we'd lay down the law, we lay down the law. 突き放すと決めたはずだ

lay down the lawとは、「頭ごなしに命令する」という意味です。

lay downには「横たえる」という意味の他に、「法律などを制定する」という意味があります。

直訳は「法律を制定する」という意味ですが、比喩的に「独断的な言い方をする」という意味で使われています。

freebie / Salvation Army

ジェシーの友人はもっとドラッグがほしいと言って電話してきます。

13'18"

ジェシー:No, man, okay? I'm done giving out freebies. 試供品はやっただろ 
You want charity, go ask the Salvation Army. 施しを頼んでもムダだ

freebieは、「試供品」「無料サンプル」という意味です。
sampleと同じ意味ですが、カジュアルな感じで使われます。

Salvation Armyは、「救世軍」のことで慈善団体の一つです。

ball buster

ジェシーはウォルターの家を訪れて、メスの評判が良くて注文が殺到していると言います。しかし、ウォルターは家族に見つかってはいけないと焦って追い出そうとします。

12'30" 

ウォルター:What the hell are you doing here? 今さら何の用だ
ジェシー:Yo, I waited till the ball buster left. I mean, no offense. 怖い奥さんの留守と狙ってた 悪気はない

ball busterはスラングでそのまま訳すと「男性の睾丸をつぶす人」となりますが、「男性の自信を打ち砕くほどの怖い女性」「過酷な仕事をさせる人」のことを言います。

男性の股間を潰すほど厳しい人といったニュアンスでしょうか。

touch base

前述の会話の続きです。
何しに来た?と聞くウォルターに、ジェシーはこう答えます。

11'59"

ウォルター:I don't know. ただ
ジェシー:To, like, touch base. 話でもと思って
ウォルター:Touch base? 話だと?

touch base with~で、「~と連絡をとる」という意味です。

近況を聞いたり、相談するためにちょっと連絡をするといった場合に使われます。
カジュアルからビジネスまで使える表現です。

まとめ

いかがでしたか?
長くなりましたが読んで頂きありがとうございました。

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参考になれば幸いです☆