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DEA, FBI, CIAなど詳しく説明!よく出てくるアメリカの組織名

こんばんは!
Hello, everyone!

先日からシリーズでご紹介していた「ブレイキング・バッド」で、主人公ウォルターの義理の弟ハンクがDEAに勤務してました。

DEAとはアメリカの麻薬捜査局のことです。
海外ドラマや映画を見ていると様々な組織の名前が出てきます。

今回はよく出てくる組織の名前を詳しく説明していきます。
これらの単語を知っておくことで、よりドラマや映画を理解しやすくなると思います。

それではLet's get started!

DEA(麻薬取締局)

ブレイキング・バッドで、ハンクがDEAに勤務する捜査官として描かれていました。

DEAはDrug Enforcement Administrationの略で、日本語で「アメリカ麻薬取締局」と訳されています。

DEAの主な任務は、アメリカ国内にて麻薬取締り、麻薬中毒の予防、麻薬に関する法律の執行などを行っています。

また、国内だけでなく世界中の麻薬密売組織を摘発するために協力しています。

また、ドラマでも出てきたテキサス州エルパソという場所には、エルパソ情報センター(El Paso Intelligence Center)がありこちらの共同運営を行っています。

エルパソはアメリカとメキシコ国境が近く、このセンターで麻薬の取り締まりにおいて重要な役割を果たしています。

ドラマでも、ハンクが昇進して一時期エルパソ勤務になったことがありましたね。

DEAの概要

所属:アメリカ合衆国 司法省

設立:1973年5月28日

本部:バージニア州アーリントン

職員数:10169人(2019年) 

特別捜査官:4924人

DEAが出てくる映画やドラマ

ブレイキング・バッド

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班

レオン 

など。。。

FBI(連邦捜査局)

FBIは一番よく耳にする機関の名前ではないでしょうか。

FBIはFederal Bureau of Investigationの略で、日本語で「アメリカ連邦捜査局」のことです。

FBIはアメリカ国内において連邦レベルでの捜査権限を持っており、テロ、スパイ、組織犯罪、金融犯罪、麻薬密売などの重大な犯罪事件を捜査します。

アメリカではそれぞれの州で自治を行なっており、それぞれの自治体警察が事件と担当します。

しかし、複数の州に渡る事件になると州警察では対応できなくなるので、それぞれの自治体警察からFBIに捜査が移行します。

また、誘拐事件は未解決のまま通報から24時間を過ぎると、自治体警察からFBIに捜査が移されます。

FBIの概要

所属:アメリカ合衆国 司法省

設立:1908年7月26日

本部:ワシントンD.C.(ワシントンD.C.は行政部門の中心であり、クワンティコ本部は捜査部門の中心)

職員数:35104人 (2014年)

FBIが出てくる映画やドラマ

羊たちの沈黙(1988)

X-ファイル

クリミナルマインド
 BAU(Behavioral Analysis Unit)「行動分析課」という組織が出てきます

など。。。

CIA(中央情報局)

CIAもスパイ映画やドラマでよく出てきますね。
CIAはCentral Intelligence Agencyの略で、日本語に訳すと「中央情報局」となります

アメリカ合衆国の対外情報機関として、世界中から国家安全保障に関する情報を集めて分析しています。

国家情報長官直属の機関であり、主に大統領と内閣に情報を提供することを目的としています。

イギリスのMI6、イスラエルのモサドなどは、CIAと同じようなスパイ組織と言えます。ソ連のKGBもスパイ組織でしたが、ソ連崩壊と共になくなりました。

CIAの概要

所属:アメリカ合衆国の対外情報機関

設立:1947年9月18日

本部: バージニア州ラングレー

職員数:21575人(推測)

CIAが出てくる映画やドラマ

007シリーズ

ミッションインポッシブルシリーズ

24

Homeland

ジャックライアン

など。。。

SWAT

SWATはSpecial Weapons And Tacticsの略で、「特殊武装及び戦術」と訳すことが出来ますが一般的には「特殊部隊」となります。

映画やドラマでは、犯人や誘拐犯が立てこもった場合に、SWATが武装して建物に突撃するシーンはよく目にしますよね。

SWATチームはアメリカの警察やFBIなどの機関にそれぞれ設置されている特殊部隊のことです。

SWATが出てくる映画やドラマ

スピード

S.W.A.T.

NSA(国家安全保障局)

NSAはNational Security Agencyの略で、日本語で「アメリカ国家安全保障局」と訳すことが出来ます。

アメリカの国家安全保障に関する情報収集を行っています。

CIAが主に人を使った諜報活動をしているのに対し、NSAは電子機器を使った情報収集や分析をして報告することを任務としています

敵対する国やテロリストの情報を解読したり通信を監視することで、国家の安全に貢献しています。

NSAの概要

所属:アメリカ国防総省の情報機関

設立:  1952年11月4日

本部: メリーランド州フォート・ジョージ・G・ミード陸軍基地内

職員数: 約30000人(推測)

NSAが出てくる映画やドラマ

007 ダイ・アナザー・デイ

24

バーン・ノーティス 元スパイの逆襲

など。。。

NYPD、LAPD、MDPD、CPD

NYPDはNew York City Police Departmentの略で、日本語で「ニューヨーク市警察」と訳されます。

アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市を担当する警察機関です。

ロスならLAPD、マイアミならMDPD、ラスベガスならLAPD、シカゴならCPDとなります。

ちなみにNYPDは全米で最大の警察になります。

NYPDブルー

ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~

NYPDが出てくる映画やドラマ

NYPDブルー

ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~

NCIS(海軍犯罪捜査局)

NCISはNaval Criminal Investigative Serviceの略で、「海軍犯罪捜査局」のことです。

NCISはアメリカ海軍省に属する機関で、アメリカ海軍と海兵隊に関する重大な犯罪を捜査する組織です。

また海軍や海兵隊の安全保障のため、情報収集や諜報活動も行っています。

FBIやCIAなどの機関と協力して活動していて、海軍や海兵隊の安全保障に大きく貢献しています。

本部はバージニア州の海兵隊基地「クワンティコ海兵隊基地」にあります。

NCISはドラマのタイトルにもなっています。

例文

NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班

上記のスピンオフ作品として、
NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班、NCIS:ニューオーリンズがある

CSI(犯罪科学捜査)

CSIはCrime Scene Investigationの略で、日本語に訳すと「犯罪科学捜査」となります。

CSIは「CSI:科学捜査班」という科学捜査班が活躍する内容のアメリカのテレビドラマで有名になりました。

アメリカのそれぞれの市警察や州警察に属する組織で、当初科学捜査を行う鑑識のチームは存在していましたが、CSIという名前ではなかったそうです。

ドラマがヒットしてからCSIという名前になったそうですよ。

CSIが見れる映画やドラマ

CSI:科学捜査班 

上記のスピンオフ作品として

CSI:マイアミ 

CSI:ニューヨーク 

CSI:サイバー 

CSI: ベガス

があります

架空の機関

最後にドラマ内で描かれている架空の機関もご紹介しておきましょう。

CBI(カリフォルニア州捜査局)

大ヒットドラマ「メンタリスト」で主人公が所属するCBIという組織。
CBIはCalifornia Bureau of Investigationの略で「カリフォルニア州捜査局」と訳されています。

カリフォルニア州全体を担当する警察組織の設定で描かれています。

CTU

CTUは、海外ドラマ「24」で出てきた組織です。

CTUはCounter Terrorist Unitの略で、CIAに所属する「テロ対策ユニット」として描かれていますが実際には存在しません。

まとめ

以上、映画や海外ドラマでよく出てくる組織のご紹介でした。

参考になれば幸いです☆