Hello, everyone!
今回は、2018年のアメリカ、イギリス、フランス合作サスペンス・アクション映画「トレイン・ミッション」(原題: The Commuter)をご紹介します。
主演はリーアム・ニーソン、走行中の電車の中で繰り広げられる手に汗握るリアルタイムサスペンス!
それでは、Let’s get started!
目次
- トレイン・ミッションのご紹介
- due
- have one's back
- worn out
- occupational hazard
- narrow down
- Thing is~
- Fair enough.
- out of time
- まとめ
トレイン・ミッションのご紹介
元警官のマイケルは、10年間勤めてきた保険会社から突然リストラを宣告される。
60歳という年齢で突如失業したマイケルは、失意の中いつもの電車で帰路につくが、頭の中は住宅ローンと息子の学費のことでいっぱい。
そんな時、車内で見知らぬ女性から話しかけられる。
ジョアンナという女性は、「電車が終点に到着するまでの間に、100人の乗客から重要な荷物を持った人物を1人捜し出してくれれば高額な報酬を支払う」と言う。
その人物を探し出すヒントは、プリンという名前、終着駅で下車、常連客ではないという3つ。
高額な報酬に目がくらんだマイケルが悩んでいるところに、妻と息子が人質に取られていることが発覚し、女性からの依頼を断れなくなった。
元警官の経験を活かし謎を解いていくが、次第に巧妙に仕組まれた陰謀に巻き込まれていく。
due
ある朝マイケルは、息子のダニーと大学受験について話しています。
ダニー:Syracuse application. Early admission's due. 願書を出さなきゃ
マイケル:I spoke to Chris Simpson about a referral. 推薦状はクリスに
ダニー:Most of my friends are going to State. 友達は州立大だ
マイケル:What? Danny, you worked your butt off for this. お前の目標は難関私立大だろ?
dueは、「期限が来て」という意味です。
映画の台詞は、直訳すると「早期入学者選考の期限が迫っている」ということです。
学生生活では、宿題や論文などの締め切りがあるので、非常に良く使われる英語です。
(例文)The essay is due on this Friday. エッセイは今週金曜日が締め切りだ
work one's butt off
work one's butt offは、「猛烈に働く、勉強する」という意味のスラングで、work very hardと同じ意味です。
buttは尻を意味するスラングでassやarseと同じ意味ですが、assやarseが「ケツ」というニュアンスに対し、buttは「尻」というニュアンスになります。
butt offで「お尻が離れるほど働く」が転じて、「がむしゃらに働く」となったのでしょう。
(例文)I've been working my butt off for 5 years. ここ5年間必死に働いてきた
その他の英語
- application 願書
- early admission 早期入学者選考
- referral 推薦、紹介
have one's back
マイケルは仕事が終わって、元同僚マーフィーとバーで話しています。
マーフィー:Those seven years we were partners, you always had my back. 相棒だった7年間 俺を守ってくれた
So let someone else have yours for once. 恩返しさせろ
(中略)
マーフィー :Don't you have a train to catch? 列車の時間だろ?
マイケル:Yes. Jim, what's the damage? ジム いくら?
マーフィー:No, no, no, I got it. おごる
have one's backは、「守る」、「援護する」という意味です。
(例文)Don't worry. I have your back. 心配しないで。私がついているから。
I got it
I got it.は、ここでは「私がおごる」、「私が払う」という意味です。
itは、bill(伝票)を指しています。
その他の英語
- for once たまには、一度くらい
- damage スラングで、費用やコストの意味
worn out
マイケルと列車の車掌サムとの会話です。
サム:Hey, Tarrytown. AC's out in this coach. よう タリータウン 空調が壊れた
サム:Get a seat up front while you can. 前の車両へ
マイケル:You look worn out, Sam. お疲れか
サム:Yeah. 32 years. 勤続32年だ
サム:If the train don't kill me, the people will. 列車と心中かもな
マイケル:Tell me about it. 分かるよ
worn outは、「クタクタに疲れ切っている」、「衰弱した」という意味です。
映画の台詞で、You look worn out.のlookは「~に見える」なので、直訳すると「君は疲れているように見える」です。
(例文)I’m worn out from cleaning up this mess in the room. 散らかった部屋の片づけでクタクタだ
Tell me about it.
文字通り「それについて教えて」という意味でも使われますが、ここではちょっと違う意味で使われています。
「そうだよね」「分かる!」と、同意を現すときに使います。
「いや、ほんと、その気持ち分かる~!」というニュアンスで、ネガティブなシチュエーションで多く使われます。
(例文)It's so hard to study English on my own. 独学で英語を勉強するのって本当に大変。
Tell me about it. I can't speak at all even though I've been studying it hard for years. そうだよね。何年も勉強しているのに全く話せないよ。
その他の英語
- AC air conditionerの略で、エアコン
- coach (列車の)普通客車
occupational hazard
マイケルの前に座ったジョアンナは、あれこれ質問しています。
ジョアンナ:I study human behavior. It's an occupational hazard. 人間行動学者の職業病ね
マイケル:Being married? 結婚が?
ジョアンナ:No, bothering people. 邪魔すること
ジョアンナ:I'm a conversationalist. おしゃべりなの
occupational hazardは、本当の病気occupational diseaseではなくて、比喩的な意味での「職業病」のこと。
つまり、「オフの時でもつい出てしまう仕事がらみの変な癖」を指しています。
冗談交じりに、「職業上の癖なんだ」という時に使います。
映画の台詞では、ジョアンナは人間行動学学者であるゆえ、人の邪魔をしてしまうのがoccupational hazardだと言っています。
その他の英語
- conversationalist 話し上手
narrow down
マイケルは、ジョアンナと電話で話しています。
マイケル:The day riders all have ticket stubs in the back of their seats. I can narrow down which passengers are going to Cold Spring. 背もたれのカードで乗客の目的地が絞れる
narrow downは、「絞り込む」、「狭める」という意味です。
台詞を直訳すると、「乗客は席の背もたれに切符の半券があるから、どの乗客がコールドスプリングへ行くか絞り込むことが出来る」となります。
(例文)We have so many search results. Let's narrow it down. 検索結果が多すぎるので、絞り込みましょう。
その他の英語
- ticket stubs 切符の半券
Thing is~
マイケルは、元同僚の警官マーフィーに何が起こったかを聞いています。
マイケル:What are you not telling me, Murph? 何を知ってる?
マーフィー:Two nights ago, a buddy of mine in the ninth caught a suicide downtown, 二日前に飛び降りが
マーフィー:a staffer in the city planning office. 都市計画課の職員だ
マーフィー:It's all over the news. ニュースになった
マーフィー:Thing is, this kid was in deep with the wrong kind of people. だが実はヤバい連中に突き落とされたんだ
マーフィー:There's a witness who saw two guys drop him 35 stories out a window.
マーフィー:Witness goes by Prynne. その目撃者が プリンだ
(The)Thing is~は、「肝心なのは」、「実は」という意味で、文頭に用います。
(例文)The thing is, you need to concentrate more. 肝心なのは、君はもっと集中すべきということ。
(例文)I really like this dress. but the thing is, I don't have enough money. このドレス本当にいいわ。でも実はお金がないの。
go by~
go byは、ここでは「~と呼ばれている」、「~の名で通っている」という意味です。
Witness goes by Prynne.は直訳すると、「目撃者はプリンと呼ばれている」になります。
(例文)I'm Masakazu, but I go by Masa. マサカズと申しますが、マサと呼ばれています。
その他の英語
- buddy スラングで「仲間」、「親友」、「友達」のこと
- suicide 自殺
- staffer スラングで「スタッフ」のこと
- all over the news ニュースをにぎわせている
Fair enough.
列車内はほとんどが顔なじみの乗客同士ですが、実はお互いの事は何も知らないと言うマイケルに、乗客は「君の事もだ」と言います。
マイケル:But how much do we really know about each other? だが実は何も知らない
乗客:What about you, Mike? What do we know about you? マイケル 君のこともな
マイケル:Fair enough.
マイケル:I got fired today. 俺は今日解雇された
Fair enough.は直訳すると「十分に公平な」ということですが、「君の言うとおりだ」、「同意するよ」という意味になります
相手が言ったことを100%認めているわけではないが、相手の説明が的を得ていたり、理にかなっているときにしぶしぶ承諾する時に使います。
(例文)I do laundry, so can you wash dishes? 私が洗濯をするから、お皿を洗ってくれる?
Fair enough. 分かったよ。
その他の英語
- got fired 首になった
out of time
中々プリンを見つけ出せないマイケルに、ジョアンナは言います。
ジョアンナ:You're out of time. Who's Prynne? 時間切れよ プリンは?
マイケル:It doesn't matter. Your guy is dead. 君の手先は死んだ
out of timeは、「時間がない」という意味です。
We are running out of time. 「時間がなくなってきている」と、runと共に用いることも多いです。
It doesn't matter.
It doesn't matter.は、「関係ない」、「問題ない」という意味です。
何か問題になりそうなことに対して、「たいした問題ではない」という意味で使います。
(例文)I'm broke. 僕は一文無しだ
It does't matter. I still like you. 関係ないわ。それでもあなたの事が好き。
まとめ
いかがでしたか?
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是非見てくださいね☆