引用元:映画.com
こんにちは!
今回は、2009年のアメリカ映画「ハングオーバー!消えた花婿と史上最悪の二日酔い」(原題: The hangover)から役に立つ英語フレーズを取り上げてみました。
では、Let’s get started!
目次
- ハングオーバー!消えた花婿と史上最悪の二日酔い
- the hell
- bachelor party
- out of control
- Now we're talking.
- Are you kidding?
- make a toast to~/cheers
- You don't remember nothing?
- Here’s a deal.
- Head over to~
- pass out
- split it
- this is on us
- まとめ
ハングオーバー!消えた花婿と史上最悪の二日酔い
ハングオーバーは第67回ゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門作品賞を受賞した作品で、シリーズ3まで制作されている。
主演はブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス。
ハングオーバーとは英語でそのままhangoverといい、「二日酔い」という意味です。
I had a terrable hangover this mornig. 「今朝は酷い二日酔いだった」などと使えます。
翌日結婚式を控えているダグは、友人のフィル、ステュ、義理の弟アランで独身最後の夜を楽しもうとバチェラーパーティーを計画する。
しかし翌朝ホテルの部屋で目覚めた4人は、ひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっかり抜けていた。
さらにホテルの部屋には、虎、ニワトリ、赤ちゃんがいて、そこにダグの姿はなかった。
3人は、結婚式を翌日に控えたダグを連れ戻さなければならない。
英語レベル
スラング、ブラックジョーク、Fワードが頻発しますが、男性同士の会話ってこんなもんなのではないでしょうか?
下ネタも結構出てきます。
また、フィルやステュの話す英語のスピードが速いので、聞き取りにくい場面があるかもしれませんが、生きた日常会話を学べます。
the hell
酔いつぶれて前夜の記憶がない4人。フィルが妻のトレイシーに電話をかけ、ダグが行方不明だと打ち明けます。
トレイシー:Hello?
フィル:Ah, Tracy, it's Phil. フィルだ
トレイシー:Phil, where the hell are you guys? I'm freaking out. 今どこなの?心配したわ
フィル:Yeah, listen. Uh... We f*cked up. トレイシー もうダメだ
トレイシー:What are you talking about? 何の話?
フィル:The bachelor party, the whole night. It... 独身パーティーさ
Things got out of control, uh... めちゃくちゃだ
...and we lost Doug. ダグが消えた
トレイシー:What? 消えた?
フィル: We can't find Doug. 見つからない
フィルからの電話を受けた妻のトレイシーは、Where the hell are you guys?と聞いています。
「一体あなたたちどこにいるのよ!」と怒りを込めて聞いています。
who, what, how, where, when, whyなどの後にthe hellをつけると、怒りや驚きを込めて「一体全体」という意味になります。
ただ、hellは「地獄」という意味だけあって、あまり綺麗な言葉ではありません。
昔on earthをいうフレーズを学校で習ったと思いますが、同じ意味です。
ただしon earthは、フォーマルな場以外の会話ではほぼ耳にしません。
bachelor party
bacholor partyとは、あえて訳すと「独身さよならパーティー」、「独身お別れパーティー」という意味になります。
通常、結婚式の前日に独身最後の夜を楽しむために、新郎と新郎の友人で結婚したら出来ないであろうバカ騒ぎをするパーティーのことを言います。
映画の中では、ラスベガスに行き、カジノでギャンブルをしたり、ストリップショーに行ったりとしています。
ちなみに、新婦が独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティは、バチェロレッテ(バチェロレット)パーティーといいます。
out of control
out of controlで、「手に負えない」「手が付けられない」「収拾がつかない」という意味です。
人や事に対して使える表現で、前にBe動詞やgetをつけて使います。
映画の中では、Things got out of control.で、「物事の収集がつかなくなった」という意味です。
他には、
She is out of control. 彼女は手が付けられない
My kids are getting out of control. 子供達は手に負えなくなってきた
などと使えます。
out of controlの反対はunder controlで、「制御されて」、「収拾して」という意味です。
Don't worry. Everything is under control now. 心配しないで。全てうまくいっているから。
その他の単語
- freak out
- f*ck up 最悪の状態、最低の状態を現わしていて、ここではメチャクチャという意味になります。物などが壊れた場合にも使われます。
Now we're talking.
ラスベガスについた4人は、ホテルの部屋に入りその豪華さに驚きます。
ステュ:Holy shit. 凄い眺めだ
フィル:Now, this is Vegas. さすがベガス
ステュ:Oh, my... This place is enormous. なんて広い部屋なんだ
フィル:Now we're talking. 最高だ
now we're talking. はnow you're talkingと同じ意味で、「それはいいね」「そうこなくっちゃ」という賛成を現すフレーズです。
映画では「最高だ」と訳されていますが、「最高!これを待ってた!」というニュアンスです。
その他の単語
- holy shit! 驚いた時や信じられない時によく聞くフレーズです。「ヤバい!」「マジか!」「くそっ!」「ちくしょう!」という意味になります。holy shit!と同じように使われるのがHoly crap! shitはウンチという意味がありますのであまり綺麗な言葉ではないので、使うならHoly crapぐらいにしておきましょう。
- enormous 巨大な
Are you kidding?
ホテルの屋上へ上がり、ダグのために皆で乾杯をします。
ダグ:Look at the view up here. すごい眺めだ
フィル:You happy? どうだ?
ダグ:This is great. 最高だ
ステュ:Whoa! Are you kidding? マジかよ(中略)
ステュ:Um, no, this is good. I'd like to make a toast. それじゃ乾杯しよう
To Doug and Tracy. ダグとトレイシーに
May tonight be... 今夜のことで
...but a minor speed bump......in an otherwise very long and healthy marriage. ギクシャクしても幸せな結婚であるように
全員:Cheers. 乾杯
Are you kidding?は、「冗談でしょ?」「マジ?」という意味です。
You are kidding.にしても同じ意味になります。
kidは、名詞の「子ども」という意味でよく使われますが、動詞で「冗談を言う」、「からかう」という意味にもなるのです。
相手がからかってきたときや、びっくりするほど信じられないという場面で使われます。
その他の単語
- bump ぶつかる事
make a toast to~/cheers
make a toast to~は、「~に乾杯する」という意味です。
パーティーなどで、幹事が乾杯の音頭をとる時によく使われます。
toの後には、人や出来事がきます。
Let's make a toast to Doug and Tracy. ダグとトレイシーに乾杯!
Let's make a toast to our new life. 新しい人生に乾杯!
ただ単に「乾杯!」という場合は、後にも出てくるcheers!です。
You don't remember nothing?
前夜の記憶がないステュ。
どうやら結婚式を挙げたらしいことが判明し、皆で式場の協会へ手がかりを探しに行きます。
協会の男性:You don't remember nothing? 覚えてないの?
(中略)
フィル:Uh, here's the deal. We made a mistake last night. 結婚は大間違いだった
フィル:We need this marriage annulled. You do annulments? 婚姻を無効にしたい
協会の男性:Of course I do. It breaks my heart and gonna make me sad... 悲しいけど仕方ない
協会の男性:...but it's no problem. Good price for you. 費用は安くしとくよ
協会の男性:I can't do it with just him, though. I need the chick. I need both parties. 無効手続きは双方の合意が必要だ
フィル:Oh, not a problem. That's great. Isn't that great, Stu? 問題ない だろ?
フィル:Come on, buddy. She probably knows where Doug is. ダグの事も分かるかも
このYou don’t remember nothing?は、実は文法的には間違っていて正しくない表現なんです。
フォーマルな場面や読み書きでは用いてはいけませんので注意です。
正しくは、You don't remember anything?になります。
しかしながら、映画や海外ドラマを見ていると分かると思うのですが、この二重否定は実は日常会話でよく聞かれるのです。
意味としては、ただ単に否定を強調したいだけのようです。
その他の単語
- annul 無効にする 名詞はannulment(s)
- break my heart 大きく失望して心が傷ついた、失恋して心が傷ついた
- chick 元は「ひよこ」だが、スラングで「若い女」、「娘」という意味
Here’s a deal.
Here's a deal.は、「よく聞いて」、「いいかい?」、「こうしよう」という意味で、これから話を始める前置きとして使われます。
dealは、「取り決め」、「取引」という意味です。
Head over to~
ステュの結婚相手が分かり、彼女の家を訪れます。
女性:I guess it was around 1, because I had to go back to work and finish my shift. 午前1時頃よ その後はシフトで仕事
女性:And then when I got out I headed over to the hotel with Tyler. 仕事の後タイラーとホテルへ
フィル:And was Doug there then? その時ダグは?
女性:I didn't see Doug because you guys passed out. The room was a wreck. 皆寝てたし 部屋はメチャクチャで
女性:So I just curled up next to Stu. - Uh-huh. 私はステュに添い寝
head over to~は、「~へ向かう」でgo to~と同じ意味です。
headはご存じの通り「頭」という意味ですが、動詞で「向かう」という意味で使われます。
overはあってもなくてもいいです。
pass out
pass outは、「意識を失う」、「気絶する」という意味です。
めまいやショックを受けて気を失う時や、お酒を飲んで酔いつぶれると言った時に使われます。
その他の単語
- wreck ひどく破壊されたもの、ぼろぼろになったもの
- curle up 丸まって寝る
split it
ダグ:We’ll split it. 割り勘で
フィル:Are you crazy ? No this is on us. ダメだ 俺たちが払う
split は「分ける」「割り勘にする」という意味です。
split itは、割り勘をする時によく使われるフレーズで、itはbillなどに変えて使われます。
学校などでgo dutchと習ったことがあるかもしれませんが、使われることはありません。
何故なら、dutchはオランダ人という意味で、オランダ人に対して軽蔑的な表現になるからです。
this is on us
on ~は、「~のおごり」という時に使う表現です。
This is on me. ここは私のおごりだ
It is on the house. 店のおごりだ
などと使うことが出来ます。
まとめ
いかがでしたか?
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See you next time!