こんにちは!
Hello, everyone!
今回は、ビッグバン・セオリーのスピンオフ作品「ヤング・シェルドン(原題:Young Sheldon)」シーズン1エピソード1から英語フレーズをご紹介します。
それではLet's get started!
「ヤング・シェルドン」の紹介
「ヤング・シェルドン」は、アメリカの人気シットコム「ビッグバン★セオリー(The Big Bang Theory)」のスピンオフ作品で、主人公シェルドン・クーパーの少年時代を描いたコメディドラマです。
舞台は、1980年代末から1990年代初頭のテキサス州メッドフォード。
保守的な小さな町に住むクーパー一家の日常が描かれます。
天才的な頭脳を持ちながらも社会性に欠けるシェルドンが、9歳で高校に飛び級するところから物語は始まります。
ユニークで挑戦に満ちた彼の生活を通じ、子供時代に直面する日常の出来事、家族との関係、そして学校生活での奮闘を描きながら、シェルドンの成長が温かくユーモラスに描かれる作品です。
主な登場人物
ジョージ・シニア(父): 高校のフットボールコーチで、シェルドンの奇抜な性格に困惑しながらも支える。
メアリー(母): 信心深い母親で、息子を深く愛しつつ、シェルドンを守るために奔走する。
ジョージー(兄): シェルドンの兄で、弟の天才ぶりに辟易しつつも愛情を見せる。
ミッシー(双子の妹): シェルドンと正反対の性格で、天真爛漫ながら彼の最大の味方でもある。
ミーマ(祖母): シェルドンにとっての良き相談相手で、少し自由奔放なキャラクター。
「ヤング・シェルドン」シーズン1エピソード1に出てくる英語フレーズ
それでは、台詞とともに英語フレーズを見ていきましょう!
タイムスタンプはAmazonプライムを参考にしています。
knock ~ off
ジョージ―とミッシーが食事中に物を投げてケンカをし始めたので、メアリーが叱るシーン。
3'47"
メアリー:Never at the dinner table! 食事の席よ
You knock that off, George. いい加減にしなさい
knock ~ offとは句動詞で「~を中断する」「~をやめる」という意味。
knock offは、文脈によってさまざまな意味で使われますが、ここでは仕事や会話を終了したり、切り上げたりすることです。
knock someone's lights out
メアリーは子供達を連れて教会へ行きます。
シェルドンがメアリーに質問をするのを前に座っていた女性が聞いて、「おかしな子だ」と言います。メアリーはすかさず言い返します。
4'44"
メアリー:Nothing is "wrong" with him. おかしくないわ
Now turn around before I knock your lights out. 前を向かないと殴るわよ
またまたknockを使ったイディオムです。
knock someone's lights outとは、直訳すると「(人)の明かりを消す」となりますが、比喩的に「~を殴り倒す」「~を気絶させる」という意味です。
「目の前の明かりがなくなるまで」、つまり「意識を失わせるまで」殴るということです。
knock out「殴り倒す」は、「ノックアウト」と日本語でも聞くことがありますよね。
そこから派生して出来た用語です。
また、knockはpunchに置き換えて"punch someone's lights out"と言っても同じ意味になります。
take that into account
シェルドンは高校生活初日に、クラスで校則違反の人がいると先生に言います。
髪が長すぎる、教室で体操服を着ている、ブラジャーが透けてて丸見えの女性がいると指摘します。先生はこう言います。
12'34"
先生:Thank you. I will take that into account. どうも 参考にするわ
take ~ into accountで「~を考慮する」「~を配慮する」という意味です。
物事を判断したり計画を立てたりする際に、他の要因や状況を忘れずに含めることを指します。
take a deep breath
ひげが生えていると言われた女性教師を含め、教師らはシェルドンから色々と指摘されたことを校長に言います。校長はなんとか教師らをなだめようとします。
12'56"
校長:Come on, Vicky. It's just the first day. まだ初日だ
Why don't we all just take a deep breath here? 少し落ち着いて
take a deep breathで文字通り「リラックスしたり集中したりするために深呼吸をする」という意味もありますが、ここでは比喩的に「気持ちを落ち着ける」「冷静になる」という意味で使われています。
怒りで興奮したり切羽詰まって焦ったりしている相手を、落ち着かせたり励ましたりする場合に使われます。
it wouldn't kill you to ~
シェルドンに「不潔だ」と言われたと、校長に苦情を言う教師。
13'04"
教師:How am I supposed to control a classroom when a kid accuses me of being in breach of the hygiene code? 教室で不潔だと言われた私の立場は?
校長:Well, Hubert, it wouldn't kill you to shower a little more often. こまめに風呂に入れ
校長:George, you wanna weigh in here? ジョージ 意見は?
accuse 人 of being ~ で、「人を~であるとして非難する」または「~だと責める」という意味を持つ表現です。
このフレーズは、誰かの行動や性格、状態に対して批判や告発をする際に使用されます。
be in breach of~は、法律や規則、契約などを「違反している」「破っている」という意味を持つ表現です。
特にフォーマルな文脈や法律、ビジネス関係で使われることが多いです。
it won’t/wouldn’t kill 人 to do ~で「~しても別に死ぬわけじゃない」「~を少しくらいやってもいいんじゃないか」という意味です。
その行動をしても危険ではなく大したことではない、または面倒くさがる相手に対して、「難しいことではないからやるべきだ」という意味をやんわりと、または皮肉を込めて伝えるフレーズです。
give it a shot / wish someone luck with~
ジョージとメアリーは校長に意見を聞かれて、シェルドンをこの高校に残させたいと思い選択の余地はないと言いますが、校長に勘違いされてしまいます。
14'25"
校長:Well, you gave it a shot. そうか
校長:We wish you luck with Sheldon elsewhere... ではシェルドンの転校を
give it a shotで、「試しにやってみる」「挑戦してみる」という意味です。
何かに初めて挑戦する、または成功するかどうかわからないけれどとりあえずやってみる、というニュアンスがあります。
give it a tryやgive it a goと言っても同じ意味になります。
こちらの記事↓↓でも出てきたフレーズです。
wish someone luck with~で「人に~について幸運を祈る」という意味です。
何かに挑戦するときや困難に直面しているときに、その人の成功や幸運を願うために使う表現です。
応用として、Wish me luck!と言えば、「自分の幸運を祈る」つまり「幸運を祈って」と相手にお願いしたい場合に使う表現です。
rat ~ out
ジョージはシェルドンに注意します。
18'19"
ジョージ:You're not gonna make it in this school if you keep ratting people out. 学校で他人にケチばかりつけるな
rat ~ outはスラングで「~を密告する」という意味で、これまで何度かご紹介したことがあります。
他の言い方としてsnitchがあります。
rat outが出てくる記事はこちら↓↓
【映画で英語学習】「ハスラーズ」に出てくる英語フレーズをご紹介! - 海外ドラマオタクの本当に使える英語
【海外ドラマで英語学習】「スノーピアサー 」 S1E7 - 海外ドラマオタクの本当に使える英語
【海外ドラマで英語学習】「グッド・ドクター 名医の条件」から学ぶ英語フレーズS1E2 - 海外ドラマオタクの本当に使える英語
do yourself a favor / mind your own business
ジョージはさらにシェルドンに言います。
19'15"
ジョージ:Just do yourself a favor. Okay? いいか
ジョージ:Go to school tomorrow and mind your own business. 明日学校に行っても 人に構うなよ
do yourself a favorは、直訳すると「自分の利益になることをする」「自分に優しくする」となりますが、命令形で相手に使うと「悪い事は言わないから~した方がいい」という意味の表現になります。
自分の利益や幸福のために行動するように相手に勧めるフレーズとして使われます。
do yourself a favorの後に続く言葉に、どういう行動をとるのがいいのか、またはとらない方がいいのかが続きます。
台詞では、Go to school tomorrow and mind your own business.「明日学校に行って、人に構うな」と言っていますね。
mind your own businessは「自分のことに集中して」「余計なお世話をしないで」といった意味を持つフレーズです。
特に、相手がプライベートな話題や自分に関係のないことに口を挟んでくるときに使われます。
mindで「注意を払う」「気をつける」、your own business 「自分のこと」「自分に関わる事柄」です。
It’s none of your business.と言っても同じ意味です。
どちらの表現も「余計なお世話だ!」と言ったややきつい響きがあるため使う場面には注意しましょう。
まとめ
以上、「ヤング・シェルドン」シーズン1エピソード1から英語フレーズをご紹介しました。
海外ドラマには、日常生活で使える英語フレーズがたくさん出てくるので英会話を学ぶにはとてもいい教材です。
登場人物の会話はリアルで自然な表現が多く、教科書には載っていないスラングやカジュアルな言い回しを学ぶことができます。
「ヤング・シェルドン」はAmazonプライムで視聴出来ます!
参考になれば幸いです☆