こんにちは!
Hello, everyone!
今回は「トップガン マーヴェリック」(原題:Top Gun: Maverick)から使える英語フレーズをご紹介します。
それではLet's get started!
- 「トップガン マーヴェリック」の紹介
- 「トップガン マーヴェリック」で学ぶ英語フレーズ
- tumb / taxi
- takeoff
- You got some balls / stick jockey / I'll give you that.
- You are dismissed.
- What's your read?
- cakewalk / negate
- With all due respect
- I got to say / I think for sure~ / run into~
- in trouble / no way / sort out
- improbable / tail on fire
- set an example
- break one's heart
- crater / museum piece
- まとめ
「トップガン マーヴェリック」の紹介
「トップガン マーヴェリック」は、2022年公開のアメリカのアクション映画で、トニー・スコット監督の1986年製作映画「トップガン」のなんと36年ぶりの続編です。
そもそもトップガン(Top Gun)って何?っていう方に簡単に説明します。
トップガンとは、アメリカ海軍の戦闘機パイロット訓練学校の通称で、正式名称は「アメリカ海軍戦闘機兵器学校(United States Navy Fighter Weapons School)」です。
1969年に設立され、カリフォルニア州ミラマー海軍航空基地に所在していましたが、1996年にネバダ州ファロンにある海軍航空戦センターに移転しました。
さて、映画の方に戻ります。
主演のピート・"マーヴェリック"・ミッチェル役は、もちろんトム・クルーズ!
前作に続き、ヴァル・キルマーも"アイスマン"として登場します。
監督はジョセフ・コシンスキー、他には恋人ペニー役でジェニファー・コネリー、グーズの息子ルースター役でマイルズ・テラーが出演します。
あらすじ
30年以上にわたる海軍パイロットとしてのキャリアを持つマーヴェリック(トム・クルーズ)は、今なお現役のテストパイロット。
ある日、彼の古い友人であり元ライバルのアイスマン(ヴァル・キルマー)から、新世代のトップガン卒業生を訓練するために教官として呼び戻される。
マーヴェリックは若きパイロットたちを厳しく鍛える中で、亡き親友グースの息子、ブラッドリー・"ルースター"・ブラッドショー(マイルズ・テラー)と再会する。
ルースターは、父の死に対する複雑な感情を抱えており、二人の関係が緊張していく中で、マーヴェリックは彼らを無事に任務から生還させるために全力を尽くす。
「トップガン マーヴェリック」で学ぶ英語フレーズ
それでは、英語フレーズを解説していきます。
tumb / taxi
マーヴェリックは、マッハ10プログラムを予算削減のため閉鎖するとの知らせを受ける。なんとか計画を続けさせようとするマーヴェリック。テスト飛行でマッハ10に挑戦するために、滑走路から飛び立つ場面です。
07'05"
管制塔:Thumbs for taxi. 地上滑走
We are ready for taxi. 地上滑走よし
thumbとはtumb upとも言います。
thumbは親指で、もともとは「ヒッチハイカーが親指を立てて車を止めるしぐさのこと」ですが、ここでは「承認」「OK」の意味です。
映画内でも、親指を立てて滑走承認の合図を出していますね。
taxiはここでは車のタクシーではなくて、航空機が「地上走行する」という意味です。
takeoff
マーヴェリックがいよいよ飛び立ちます。
07'52"
マーヴェリック:Darkstar is ready for takeoff. ダークスター 離陸
takeoffは「離陸する」という意味です。
You got some balls / stick jockey / I'll give you that.
マーヴェリックが離陸した後、ケイン少将が到着。マーヴェリックがマッハ10を超える速度を到達するのを見てこう言います。
12'23"
ケイン少将:You got some balls, stick jockey. 大した肝っ玉野郎だ
ケイン少将:I'll give you that. それは認める
you got some ballsとは「勇気がある」「度胸がある」という意味のスラング。
ballsとは睾丸のことなので、使う場面には注意が必要です。
stick jockeyはpilotのスラング表現です。
それぞれの単語の意味はstick = 操縦かん、 jockey = 操縦士です。
I'll give you that.が何故認めるとなるのでしょう?
直訳すると「それをあげる」となりますが、
英英辞典を見るとこのように書かれています。
—used to say that one is willing to admit that at least part of something someone says is true
引用元:Merriam Webster
つまり「誰かが言ったことの中で、少なくとも一部は真実であると認める」という意味で使われます。
なので、「他の事は除いて度胸があることだけは認める」とケイン少将は言ってるのです。
You are dismissed.
マーヴェリックは案の定ケイン少将に呼び出されますが、その内容は予想に反してトップガンに戻れという命令でした。
15'35"
ケイン少将:Call came in with impeccable timing, right as I was driving here to ground your ass once and for all. 君に飛行禁止命令を出そうと だが途中で連絡が入った
It galls me to say it, but... 腹立たしいのだが
for reasons known only to the Almighty and your guardian angel... 神のお情けか 優しい天使の配慮か
you've been called back to TOPGUN. 君はトップガンに戻るのだ
Sir?
You are dismissed, Captain. 話は以上だ 大佐
聞きなれない単語がたくさん出てきますね。
それぞれの意味はこんな感じです。
impeccable = 申し分のない、完璧な
ground = スラングで「~を外出禁止にする」「自宅謹慎させる」
once and for all =「今回限りで」「これっきり」「最後に」
gall = ~をいら立たせる
the Almighty = 全能の神
guardian angel = 守護天使、困った時に助けてくれる人
ここではアイスマンのことを指しています。
You are dismissed.とは軍隊用語で「解散」「下がってよし」という意味です。
dismissedは「解散させる」という意味です。
What's your read?
ト'ップガンに戻ったマーヴェリックは、ウォーロック少将から今回のミッションについて説明されます。
18'45"
ウォーロック少将:What's your read, Captain? 君の意見は?
What's your readのreadはここでは名詞として使われていて「理解」「解釈」「判断」という意味があります。
What’s your read on~と、onを後ろにつけて「~についてあなたの解釈は何?」と言うことも出来ます。
cakewalk / negate
前述の質問に対してマーヴェリックはこう答えます。
マーヴェリック:Well, sir, normally this would be a cakewalk for the F-35's stealth, F35ステルスなら朝飯前の任務ですが、
but the GPS-jamming negates that. GPS妨害が障害です
cakewalkとは、「簡単なこと」「楽勝」という意味です。
ケーキを賞品とするアメリカ黒人の歩きぶりを競う競技で、その競技が簡単なことが由来となっています。
よく聞く"a piece of cake"も同じ意味です。
negateは「無効にする」という意味。
With all due respect
マーヴェリックは今回の任務で自分が飛行すると思っていたが、君は教える立場多だと言われます。
20'39"
マーヴェリック:With all due respect, sir, I'm not a teacher. すみません、僕は教官では。。。
With all due respectとは、「失礼ですが」「お言葉を返すようですが」という意味です。
相手の発言に対して丁寧に反論するときの前置きとして使う表現で、例えば職場の上司に意見をする時などでよく使われます。
I got to say / I think for sure~ / run into~
マーヴェリックは元恋人のペニーと、ペニーが経営するバーで再会します。
22'45"
ペニー:I got to say, North Island is the one place I thought for sure I'd never run into you. まさかノースアイランドで会うなんて
I got to say, は「言っておくけど」という意味。
got to(=gotta)はhave got toの短縮形、have got toはhave toの口語的な言い方で「~しなければいけない」という意味です。
I think for sure~で「~と思い込む」「てっきり~だと思う」という意味です。
run into~で「~に出くわす」「ばったり会う」という意味です。
直訳すると「ノースアイランドは私があなたに絶対出くわさないと思ってた一つの場所よ」となります。
in trouble / no way / sort out
前述の会話の続きです。
23'10"
ペニー:You must be in a lot of trouble. No way you'd come back here willingly. いろいろあったからここには戻ってこないと
Well, you'll sort it out. 大丈夫 なんとかなるわよ
in troubleで「困ったことになって」「大変なことになって」という意味で、a lot ofがついているので「大変困ったことになって」となります。
no wayはそれだけで「まさか!」という意味でよく使われますが、ここでは文が後に続いて「~はありえない」「~は不可能だ」という意味になります。
台詞は「あなたがここに喜んで戻って来るなんてありえない」と訳すことが出来ます。
sort outとは「解決する」という意味です。
improbable / tail on fire
前述の会話の続きです。
何回も問題を起こし各地に飛ばされたマーヴェリックは、今回は状況が違うので最後だと言いますが、ペニーは信じません。
23'38"
マーヴェリック:Penny, this is different. 状況が違う
ペニー:Pete, trust me, as improbable as it seems right now, somehow you'll be back in a fighter plane with your tail on fire. ピート 状況が違うと思っても また命を懸けることになるのよ
improbableとは「起こりそうにもない」「ありそうもない」という意味です。
as ... asの構文は、「...と同じくらい」という意味を持つ比較表現です。
tail on fireとは、直訳すると「尾に火がついている」という意味ですが、「慌ただしく動き回っている」「急いでいる」という意味で使われます。
日本語でも「尻に火がつかないと動かない」と言いますが、若干意味が違ってくるようです。
台詞を直訳すると「ピート、私を信じて、今は信じがたいかもしれないけど、あなたはなんとかして戦闘機に乗って急いで戻っていく」となります。
set an example
マーヴェリックとペニーが一緒に過ごしていると、娘のアメリアが帰ってきます。マーヴェリックは慌てて出ていこうとしますが、そっちじゃないと言ってペニーは窓から彼を追い出そうとします。
1:06'01"
ペニー:Look, I have an example to set. I can't be bringing guys home on a first date. "最初のデートで?"と娘に思われたくないの
an example to setの元の形はset an exampleで「良き手本を示す」という意味です。
台詞ではI haveの後に続くので、名詞の形になっています。
first dateは「最初のデート」のことです。
break one's heart
結局、窓から出てくるマーヴェリックと目が合ってしまったアメリアはこう言います。
アメリア:Just don't break her heart again. 今度はママを大事に
break one's heartは「心を壊す」、つまり恋人などを「振る」「心を打ち砕く」という意味です。
crater / museum piece
敵の地に墜落したマーヴェリックと助けに行ったルースターは、昔の航空機F14に乗って脱出しようとします。航空機が古い上に道はボコボコです。
1:47'15"
ルースター:Both runways are cratered. 穴ぼこだらけだ
ルースター:How we gonna get this museum piece in the air? ポンコツが離陸できる?
craterは日本語でも言う月面などの「クレーター」のこと。
ここでは、動詞として使われていて「穴があく」「へこみができる」という意味です。
museum pieceとは直訳すると「博物館の作品」となりますが、比喩的に「時代遅れの物や人」を指し、皮肉を込めて使う場合が多いです。
動画で見たい方はこちらをどうぞ!
まとめ
以上、「トップガン マーヴェリック」から英語フレーズをご紹介しました。
実際に映画を見てチェックしてくださいね。
参考になれば幸いです☆